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コーヒー豆の生産

コーヒーは、コーヒー豆から作られます。60カ国以上の国々でコーヒー豆栽培をしていますが、日本では栽培していないため、海外からの輸入に頼っています。コーヒー豆はどんな工程を経て、コーヒーになるのでしょうか。ここでは、コーヒー豆の生産について説明していきましょう。

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生産地

赤道を挟んで南北緯25度、北回帰線と南回帰線の間の地帯は、「コーヒーベルト」と呼ばれています。コーヒーの多くは、その地域で生産されています。霜の影響を受けない程度に標高が高く、15~30度の平均気温、十分な雨量、適度な日照などの条件が揃っている土地でなければ、良質のコーヒーを作り出すことはできません。

中南米

地図

特にコーヒー豆の栽培が盛んに行われているのは、ブラジル、コロンビア、ペルー、メキシコといった中南米の国です。世界の生産量のうち、約60パーセントはこれらの国が占めていると言われています。さらに、中南米の国の中でダントツ1位の生産量を誇っているのが、ブラジルになります。ブラジルではサンパウロ州、ミナスジェライス州、パラナ州、エスピリット・サント州などで栽培されています。

その他の国

ブラジルの他に、エチオピアやケニア、タンザニアなどのアフリカ地域、インドネシアやタイといった東南アジアの地域でも、コーヒー豆の栽培が行われています。

コーヒーの木の栽培

コーヒーの木

コーヒーの木は、カフェインなどを多く含んでいるアカネ科の熱帯性低木です。一般的には種をまいてから3年くらい経つと、最初の花がつきます。開花後、8ヶ月くらいの長い期間のうちに、真っ赤な実へと熟していきます。コーヒーの実が赤く熟したら、収穫となります。その後、脱肉、水洗、乾燥、脱穀、選別などの精選作業が行われます。ちなみに、実の形がさくらんぼに似ていることから「コーヒーチェリー」とも呼ばれています。 収穫を何度か繰り返し、4~5年経った頃には収穫量が増えてきます。丁寧に世話をしてあげると、30年近くは収穫することができると言われています。

焙煎

工場に届けられたコーヒー豆は、品質鑑定をしてから焙煎されます。果肉や皮が取り除かれたコーヒーの生豆から色、香り、風味を作り出すための作業が焙煎です。この焙煎の度合いがコーヒーの味の決め手となるため、とても重要な作業になります。 焙煎の度合いはいくつもの段階に分けられますが、大まかには4つの段階に分類することができます。コーヒー豆は深く煎れば煎るほど、苦味と香ばしさが増してきます。

浅煎り

浅煎りには、ライトローストとシナモンローストがあり、アメリカン・コーヒーによく使われます。ライトローストは一番浅い煎り方で、コクや香りは感じられないため、一般には飲まれません。一方、シナモンローストは、強い酸味と香ばしさが特徴的です。高品質なものほど、キレのある味が楽しめます。

中煎り

中煎りには、ミディアムローストとハイローストがあり、一般家庭やカフェなどのコーヒーによく使われます。ミディアムローストはまろやかな酸味と、コーヒー独特の苦味・香りが楽しめます。ハイローストは、酸味と苦味がちょうどいいバランスになっています。味に爽やかさが感じられます。

中深煎り

中深煎りには、シティローストとフルシティローストがあり、一般家庭やカフェのアイスコーヒーなどによく使われます。シティローストは酸味よりも苦味が少し強く、焦げ臭さがありますが全体にバランスの取れた味です。一方のフルシティローストはさらに苦味を強く感じ、しっかりした深いコクを感じることができます。

深煎り

深煎りには、フレンチローストとイタリアンローストがあり、カフェ・オレやエスプレッソなどによく使われます。フレンチローストは豆が黒っぽい色になり、苦味がかなり強くて重い感じです。イタリアンローストは、豆の色は黒くて舌に残る強烈な苦味がありますが、その苦味が好きな人にはたまらないコーヒーでしょう。

ブレンド・挽き方

コーヒー豆

品質を安定させたり、新しい味を作り出すために、コーヒー豆はブレンドされます。ブレンドすることで、新たな味や香りを引き出すことができます。ブレンドの方法としては、生豆をブレンドした後に焙煎する「プレミックス」と、焙煎した豆をブレンドする「アフターミックス」に分けられます。 豆の挽き方も、コーヒーを生産する上で大事なポイントの1つです。挽き方によって、コーヒーの香りや味わいが違ってくるので、挽きムラを作らないようにしなければなりません。コーヒー豆の挽き方は粗挽き、中挽き、中細挽き、細引きの4種類に分けられます。

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